行動遺伝学による研究と自信の正体!
知能や学力は、行動遺伝学の研究によると約50~60%が遺伝で決まるとされています。しかし、残りの半分は家庭環境(共有環境)や習い事・学校などでの出会い(非共有環境)によって変えられます。
興味深いことに、遺伝の影響は児童期(40%)よりも青年期・成人初期(60%)の方が強まります。これは、成長するにつれて自分の遺伝的素質に合った環境を無意識に選ぶようになるためと考えられています。そのため、遺伝の影響が比較的少ない児童期に教育環境を整えることが重要です。
一方で、日本はOECD加盟国で「数学リテラシー」が1位であるにもかかわらず、「数学の難題を解く力があると思うか」や「自分に長所があると思うか」といった自己肯定感や自己効力感が低い傾向にあります。これは「どうせ無理!」という考えに繋がり、能力はあるのに自信がない日本人を多く生み出している原因と考えられます。自己効力感とは、ある行動や課題に対して「自分ならできる」という見通しや実行可能感のことです。そろばん塾ピコでは、この自己効力感を育むための研究や研修を行っています。
そろばん塾ピコ東林間校、相模大野校で皆様をお待ちしております。